チャイ [パキスタン]


チャイ (英語: Chai / ヒンディー語: चाय / ウルドゥー語: چاۓ cāy チャーイ)は、アーユルベーダ(インド大陸の伝統的医学)の一部として、インドでは5,000年前にはすでに飲まれていたとされています。当時のチャイには、茶葉は使われず、水に様々なスパイスを加えたものであったと言われています。チャイに添加されるスパイスは、カルダモン(胃腸を守る効果、コレステロールや血流をコントロール)、シナモン(癌の予防、アルツハイマーや記憶障害の抑制)、クローブ(鎮痛剤や防腐剤としての効用)、ペッパーコーン(血液の循環や代謝の改善)、ナツメグ(血中糖度の安定、炭水化物やカルシウムの代謝の促進、骨や歯の成長の促進)、スターアニス(咳止めの効果)、ジンジャー(消化を助ける効果や身体を温める効果)です。

1800年代にはインドを支配したイギリス帝国によってお茶が栽培され、チャイに茶葉が使われるようになりました。今ではチャイは世界中で人気となり、チャイラテやアイスチャイ、チャイミルクシェーク、チョコレートチャイなど色々なアレンジが楽しまれています。これらは、砂糖を大量に加えると伝統的チャイからは少し違うものになってしまいます。

サッカル郊外(パキスタン)