エルサレムのイスラエル博物館は1965年に創立され、2010年夏に改装され再オープンしました。広大な屋内・屋外ギャラリーには過去5000年間の文化財や美術品が集められています。イスラエルの文化を幅広く学ぶには格好の博物館です。博物館には、死海文書(Dead sea scrolls、1947年以降、死海の北西にあるヒルベト・クムラン遺跡の周辺で発見された972の写本群。主にヘブライ語聖書とその関連文書)が展示されている死海写本館、第2神殿時代の模型、イサム・ノグチデザインによるビリー・ローズ・アート庭園(近代彫刻の父François-Auguste-René Rodinの作品などを展示)、ユダヤ芸術・生活棟(シナゴーグなどをはじめ、世界中のユダヤ人の生活に関連したものを展示)、考古学棟(20万年前の有史以前の出土品(古代のヘブライ語の碑やカナン人の土器などが展示)、青年棟(子供用の体験学習スペース)などがあります。
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