WorldClim


WorldClim(ver. 1.4)は、全球気候モデル(GCMs)のシミュレーションで得られた気候データである。完新世中期(Mid-Holocene; 約6000年前)、最終氷期最寒冷期(Last Glacial maximum; 約22,000年前)及び最終間氷期(Last inter-glacial;~120,000~140,000年前)の月平均最低気温(tn=10×℃)、月平均最高気温(tx=10×℃)、月別降水量(pr, mm)及び生物気候変数(bioclimate variable)についての、空間分解能30-seconds(900m×900m)から10-minutes(18km×18km)のデータセットであります。例えば、地球システムモデルCCSM4(The Community Climate System Model, version4)を使い得られた最終氷期最寒冷期データcclgmbi_10m(空間分解能10-minutes)には19の気候因子の推定値が保存されています。その中のファイル(cclgmbi1.tif)は年平均気温のデータです。このデータをプログラム言語Rで図示してみました。

参考(Rでの例)

library(raster)
library(sp)
r <- getData(“worldclim”,var=”bio”,res=10)
r <- (r[[c(1)]])/10
names(r) <- c(“Temp”)
plot(r, xlim=c(-180,180), ylim=c(-60,90))